熊野神社
くまのじんじゃ

諏訪大社下社春宮を見下ろすように、北側の山に建つ熊野神社。
杉に囲まれ、薄暗く緑の木漏れ日の中、石段が続く。
熊野神社が建つこの地区は、古くから修験道が盛んな地域として知られ、産土神として勧請されたのが始まりと伝えられている。
石段の中ほどには、町指定の文化財に指定されている行屋が建っている。
行屋は江戸時代の修験道で、行者の修行場所として建てられた。
もともと何処にでもある施設だったらしく、現在でいう公民館や公会所のような役割があったという。
石段を上りきると、拝殿と右手に寄棟の建物が建っている。
こちらの建物も行屋として使用されているのか、社務所や神庫のように使用されているのかは分からない。
切妻造の拝殿の前には御柱が建ち、背後の斜面に石段と本殿が続く。
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本殿は江戸時代中期、1779年に建てられた大隅流の建築。
一間社の流造で、向唐破風が付き、細部には精細な彫刻が施されている。
棟梁は柴宮長左衛門。
この神社が建築された年代では、長左衛門は村田姓を名乗っていたため、村田長左衛門としての記録が残されている。
社地には、修験道の場所としての名残が多く見られ、さまざまな石碑や境内社が多く見られる。
修験者が心身を清めたという不動滝も神社の付近にあり、非常に趣のある神社となっている。
熊野神社
- 所在地
- 諏訪郡下諏訪町社7505
- ホームページ
- なし
- 本殿
- 町指定文化財
安永8年(1779) - 大工
- 村田長左衛門
- 建築様式
- 一間社 流造 柿葺
- 行屋
- 町指定文化財
明治初期 - 建築様式
- 寄棟造 塗炭葺























