用語集

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用語集

相殿
(あいどの)ひとつの神社で、ひとつの社殿に二柱以上の祭神が祭られている場合に、主祭神に加えて他の神を合祀、配祀することをいい、その祭神を祀るために二殿をあわせて作った社殿を指す。
延喜式
(えんぎしき) 平安時代中期に編纂された格式で、三代格式の一つ。
三代格式のうちほぼ完全な形で残っているのは延喜式だけであり、かつ細かな事柄まで規定されていることから、古代史の研究では重要な文献となっている。
覆屋
(おおいや)主に本殿を保護するために設けられている建物で、社殿を覆うように外側を囲っている。
全体を囲んでいるものや、屋根のみ設置し壁を張っていないものなどさまざま。

鰹魚木
(かつおぎ)千木同士の間の棟木の上に、棟木に対して直角に並べた丸太。
鰹魚木が奇数の場合は男神を祀り、偶数の場合は女神を祀っていると言われる。
蟇股
(かえるまた)梁などの水平部材を支えるために、破風に補強を兼ねて飾るもので、カエルが股を広げたような形をしているところから名付けられている。
神楽
(かぐら)祭神に聞かせるための音楽や踊りなどを差す。語源は「神を楽しませるもの」という意味。
木鼻
(きはな)柱と梁の接合部に設けられた突き出しの部材。
一般的に彫刻が施されている。
懸魚
(げぎょ)屋根の破風板に付属している。
棟木や桁の木口を隠す飾り。
向拝
(こうはい)神社や寺院の正面に設置されている屋根を前に張り出した部分。
社寺建築でよく見られる形式。
胡粉摺
(ごふんずり)胡粉は顔料のひとつ。
貝殻から作られる、炭酸カルシウムが主成分。
向拝
(こうはい)神社や寺院の正面に設置されている屋根を前に張り出した部分。
社寺建築でよく見られる形式。
狛犬
(こまいぬ)神社を守る左右一対の架空の動物で、邪を除き、祭神を守る意味がある。
起源はエジプトやインドのライオンと言われている。
左右の狛犬の口元が阿吽となっているのが一般的。

祭神
(さいじん)祭られている神様。
日本神話に登場する八百万(やおろず)の神だけでなく、実在の人物も祀られていることがある。
注連縄
(しめなわ)鳥居に張ってある縄のことで、注連縄から先が神域であることを示している。
太さや形状にさまざまなものが見られる。
社叢
(しゃそう)神社を囲む鬱蒼とした樹木。
鎮守の杜として社地を囲むように茂っている。
摂社
(せっしゃ)祭神と縁戚関係にある御子神などが祭られている社殿。
本殿よりも小規模なものが多くみられる。
反り
(そり)流造や、切妻屋根、庇や向拝などによく見られる曲面の屋根。
「起り」と「反り」があり、丸みを帯びて反り上がったような曲面の屋根形状を「反り」という。

玉垣
(たまがき)社地の内側と外側を区別するために設けられた塀。門や鳥居などの神社の入り口に設けられ、社殿を覆うように続いていることが多い。
垂木
(たるき)屋根の裏側に取り付けてある、何本もの角材。
細かく渡してあるものを繁垂木、少し粗くなっているものを半繁垂木、さらに粗いものを疎垂木、2本ずつ組にして間隔をあけたものを吹寄垂木という。
千木
(ちぎ)本殿の棟上で交差するように備えられた2本の木。仁科神明宮などの神明造の社殿によく見られる。中でも、祭神が男神の場合、外削ぎ(先端を垂直に削る)形となっており、女神の場合は内削ぎ(水平に削る)の形となっているものが多く見られる。
手水舎
(ちょうずや/てみずや)社地の入口付近に設けられている、参拝時に手を洗い、口をすすいで身を清める場所。
斗栱
(ときょう)肘木と斗を合わせたもので、軒からの伝わる屋根の重さを支える部分。
さまざまな様式がある。
鳥居
(とりい)神社の敷地の入り口に設けられている門のような存在。
さまざまな様式がある。

軒唐破風
(のきからはふ)軒先の正面の一部に、装飾用につけられた唐破風。建築では主に玄関部分に付けられていることが多い。

拝殿
(はいでん)参拝者が拝礼をするための建物。
一般的には、祭殿から先、本殿への参拝ができないことが多い。
幣殿
(へいでん)神餞などをお供えしてある場所。
御幣などを祀ってある。
本殿
(ほんでん)祭神が鎮座する建物。
神社によってさまざまな様式がある。

末社
(まっしゃ)祭神と関係の深い神や、地域に関わりのある神や、地主神などを祭る社殿。
本殿よりも小規模なものが多い。
起り
(むくり)流造や、切妻屋根、庇や向拝などによく見られる曲面の屋根。
「起り」と「反り」があり、丸みを帯びて膨らんだような曲面の屋根形状を「起り」という。
棟札
(むなふだ)棟上げの際に工事の由緒や建築年月、大工名などを記載して棟木に打ち付ける札。
建築年代を知るための参考になる。
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