東国三社を巡る

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東国三社を巡る

東国三社を巡る

古くから厚い信仰を集めてきた東国三社。
茨城県鹿島「鹿島神宮」
茨城県神栖市「息栖神社」
千葉県佐原市「香取神宮」

茨城と千葉の県境をはさんで建つこの三社は東国三社と呼ばれている。
この三社の所在地を直線で結ぶと直角三角形が地図上に描かれることは有名だ。

東国三社を巡る

鹿島神宮

鹿島神宮は、JR鹿島神宮駅から歩いて10分ほど。
参道に大きな鳥居が建ち、参道の先には重要文化財の楼門が建っている。
南側に建っている参道の大きな鳥居とは別に、東側の参道は海を向いた鳥居が建つ。
この鳥居は、鹿島神宮と香取神宮を結んだ直線状に建っているそうで、日の出の光が鹿島・香取と順番に照らしていく。
社地全体が国の文化財として指定され、本殿から奥宮までの高い木々が建つ社叢は天然記念物になっている。
日本神話で葦原中国の神々を平定した、建御雷神が祭神として祭られ、諏訪大社の健御名方命との戦いは相撲の期限とされている。

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息栖神社

茨城県神栖市に建ち、鹿島神宮からは南へ直線で9キロほど。
常陸利根川の水際に面して建っている神社で、鳥居の下には忍潮井という小さな井戸がある。
この井戸は海水を押しのけて真水が沸いていたといわれ、日本3大霊水といわれている。
息栖神社の祭神は、鹿島神宮の祭神を先導する役目を担った天鳥船神。
深い社叢の中に、朱色の社殿が静かに建っている。

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香取神宮

経津主命を祭神として祭っている。
日本書紀だけに登場する祭神で、古事記には記載がなく、鹿島神宮の建御雷神と同一という説がある。
平安時代に神宮と呼ばれていたのは伊勢神宮・鹿島神宮・香取神宮の三社だけだったという記載が「延喜式神名帳」にあるそうで、大和朝廷にとって蝦夷への前線としても重要な場所だったという。
鹿島神宮からは12キロ、息栖神社からは9キロという場所に建ち、地図上では二等辺三角形の西側の点になる。
大きな鳥居から紅葉の散る広い参道が続き、社地に建つ朱の楼門と黒く塗られた本殿は重要文化財に指定されている。
社地の要石は、鹿島神宮はオオナマズの頭を押さえ、香取神宮は尻尾を押さえているという。

香取神宮が建つ場所からは、息栖神社は春分と週分の日の出の方向、鹿島神宮は鬼門。
さらに関係性のある伊勢神宮を地図上で結ぶと、その直線状には富士山、皇居、明治神宮等が並び、さらにその西には高千穂がある。
日本神話で高天原の最高神「伊勢神宮」、葦原中国を平定した「鹿島神宮」、神話が閉じた「高天原」。
東国三社を巡る地理は、日本神話の大きな物語に耽る旅だと思います。

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