矢彦神社

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矢彦神社

矢彦神社(上伊那郡辰野町大字小野3267)

やひこじんじゃ

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矢彦神社-辰野町 矢彦神社-辰野町

塩尻市と辰野町の境に建つ矢彦神社は、社地が小野神社とつながっているため、まるで同じ神社かのように見える。
上伊那郡の総鎮守として古くから皇室の崇敬が厚いといわれている。
国道に面した社地は、石の塀に囲まれ、東側には明神鳥居、南側には靖国鳥居が建っている。
鳥居を潜り、厚い杉の社叢を過ぎると、まず見えるのが立川富昌の建築である、神楽殿がある。
とても大きな建物で、前方を吹き抜け、後方を格子戸や格子窓で閉じている。
妻入の外観などは、同じく立川富昌が建築した下社秋宮神楽殿とよく似ている。

神楽殿 県宝
天保13年(1842)
大工立川和四郎富昌
建築様式 切妻造 妻入 銅板葺 一棟

矢彦神社-辰野町 矢彦神社-辰野町

神楽殿の後ろに建てられている勅使殿は17世紀後期の建築と推定されている。
まるで四脚門のような外観だが、内部には高床式の板張床を設けているのが特徴。
とても簡素な素木造の建築であるが、中備には紋入の本蟇股が入っており、、手挟に雲形の装飾を用いている。

勅使殿県宝
江戸時代中期
大工立川和四郎富昌
建築様式切妻造 平入 銅板葺 一棟

矢彦神社-辰野町 矢彦神社-辰野町

矢彦神社-辰野町 勅使殿の背後には拝殿が建てられている。
諏訪大社に非常によく似た建築で、形式的にも上社・下社秋宮・同春宮とよく似ている。
中央に門に似た形式の拝殿を置き、左右に前面吹放の廻廊が建っている。
拝殿・廻廊ともに素木造。

矢彦神社-辰野町 矢彦神社-辰野町

廻廊は簡素な建物であるが、拝殿は向拝虹梁上に波・鶴、脇障子に滝・亀等、母屋正面欄間に波・鯉等の多くの彫刻をつけている。
大型で迫力があり、細かな彫刻などが見られる建築である。

左右廻廊県宝
天明2年(1782)
大工立川和四郎富棟
建築様式切妻造 銅板葺 二棟
拝殿県宝
天明2年(1782)
大工立川和四郎富棟
建築様式切妻造 平入 銅板葺 一棟

矢彦神社

所在地上伊那郡辰野町大字小野3267
ホームページなし
祭神正殿:大己貴命・事代主命
副殿:建御名方命・八坂刀売命
南殿:天香語山命・熟穂屋姫命
北殿:神倭磐余彦天皇・誉田別天皇
明治宮:明治天皇
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