犀川を挟んだ国道19号線の向かい側、生坂村北陸郷日岐に日置神社は建っている。
入口には木造の両部鳥居が建っており、右側には絵馬殿、左側には境内社が収められた長細い建物がある。
拝殿は規模の小さな切妻造りで、背後には本殿を収めた覆屋が建てられている。
金比羅社は、社地の西側に置かれた桁裄の長い建物の中に置かれている。
左右に広がる建物にはいくつもの小さな社殿が置かれており、中心の格子扉の中に金比羅社がある。
金比羅社は1855年に建てられた一間社流造。
立川流の大工、浅川豊八が手掛けたもので、正面向拝下の彫刻がとても迫力がある。
正面には木階が付けられ、側面には縁が廻され、脇障子が取り付けられているが彫刻は無い。
木鼻には獅子と獏が取り付けられ、母屋は丸柱が使われているが、向拝は面取りの角柱となっている。
所在地 | 東筑摩郡生坂村北陸郷日岐8699 |
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ホームページ | ナシ |
祭神 | 彦火火出見尊・天照皇大神・菅原道眞 |
本殿 | 村指定文化財 安政2年(1855) |
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大工 | 浅川豊八 |
建築様式 | 一間社 流造 柿葺 |