諏訪神社

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諏訪神社

諏訪神社(長野市浅川西条)

すわじんじゃ

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諏訪神社 諏訪神社の特徴を持つ
橘の実の彫刻

長野市の東側、住宅が多く建つ地区にある諏訪神社は、室町時代に建築された本殿が建っている。
由緒の詳細は不明となっているが、この地域の産土神として信仰されてきた。
社地のすぐ前には市道が通り、2011年に再建された両部鳥居が建っている。

諏訪神社 道路に面したところに石碑が建っており、鳥居を潜ると石が敷かれた参道が続く。
石段の途中には常夜灯が建ち、さらに石段を上ったところに手水鉢、拝殿が建っている。
拝殿の背後のさらに高いところに本殿の覆屋が設けられている。
覆屋は1855年に再建されたもので、近年、拝殿とともに修復された。
正面と側面にある格子窓から覆屋内部の本殿を見ることができる。

本殿 本殿は地元の松材で作られており、建築当初は極彩色が用いられていたといわれている。
形式は一間社流造で室町時代の建築となっている。

諏訪神社 軒下 諏訪神社軒下の垂木

屋根は二重繁垂木で板葺き、母屋は丸柱、向拝柱は大面取の角柱。
その向拝の頭貫上の中央には美しい一木彫成の本蟇股がある。

諏訪神社 諏訪神社

母屋と向拝は海老虹梁で繋ぎ、その下面に施された錫上彫は古様。
柱上の木鼻は鋭い刳型で拳形となり、その側面には真円に近い渦巻絵様があり、室町様式の特徴が見られる。
海老虹梁の前上部には独特の渦巻絵様で木葉形刳型がある。
桁隠の「橘の実」の意匠は県下唯一となっている。
この橘の実の彫刻は、諏訪神社の特徴の一つであり、これに似た形式としては、長野市鬼無里の白髯神社や、佐久市の駒形神社の本殿がある。

妻面の上部には、拝懸魚が備えられており、大きな渦巻きの模様が刻まれている。
この拝懸魚は蕪懸魚と呼ばれる形式で、カブに似た形状をしていることが特徴となっている。

諏訪神社 正面 諏訪神社 高欄

本殿を囲むようにぬれ縁が設けられ、脇障子は備えられていない。
正面には擬宝珠が設けられているが、左右の形が異なっているという。
全体的に彫刻も少なく、素木造の素朴な印象の建築となっており、社地の交通量もさほど激しくない道路に面しているため、落ち着いた雰囲気のある神社となっている。

また、当諏訪社のページを撮影、制作するのにあたり、浅川西条諏訪社保存会のお力を頂いたことに感謝いたします。

諏訪神社

所在地長野市浅川西条
ホームページなし
祭神建御名方命
本殿市指定文化財
室町時代中期
建築様式一間社 流造 板葺
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