諏訪神社春宮
すわじんじゃはるみや
上高井郡高山村宮村
蕨平の諏訪神社は、傾斜のある集落の中に建っている。 両部鳥居を持ち、参道から神楽殿、拝殿の中に本殿が納められている。 村の文化財に指定されている本殿は、間口が1mにも満たない小規模なもので、全体を素木で仕上げている簡素なもの。 本殿を建立した大工が越後国の出身だったためか、桁に垂木尻を見せている点などで、越後系の流儀が見られるという。 春宮の他に秋宮も建立されており、地域信仰を担ってきた神社とされている。