旧楢川村にある奈良井宿の最南端に位置し、鳥居峠の入り口に建っている。
下総国の香取神社より疫病流行を沈めるために勧請されたことから、鎮神社という名が付いていると言われている。
奈良井宿の鎮守として祭られていたそうで、朱に塗られた大きな鳥居、神楽殿が見られる。
本殿は覆屋の中に建つ一間社流造。
木製の柵に囲まれた流造風の覆屋にしっかりと囲まれているため、本殿の様子を伺うことはできないが、脇障子や縁を廻した形式で各所に彫刻が施されているという。
所在地 | 塩尻市奈良井69 |
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ホームページ | なし |
祭神 | 経津主命 |
本殿 | 市指定文化財 寛文4年(1664)棟札 |
大工 | 田中庄三郎重房 |
建築様式 | 一間社 流造 柿葺 一棟 |
この記事をご覧いただいた方のコメント

お名前:くさがめさん
塩尻から国道を通って中津川に抜ける旅で偶然通りかかった奈良井宿。
見事に保存された町並みも見事だが、この鎮神社は見所だ。
ともかく巨木に囲まれた佇まいが圧巻だった。
時間が止まったような静けさとピンと張りつめた神聖な空気はまるで異空間。
是非訪れてみて下さい。