生坂村の南側、国道の傍に建つ八幡社は、その地名から下生坂八幡社という。
江戸時代には神明宮とも呼ばれていた記録が残っているのだけれど、いつのころからか八幡社に変わったという。
赤く塗られ、色褪せた両部鳥居が正面に建ち、その先には切妻の拝殿。
社殿、社地とも小規模な印象を受ける神社で、杉の社叢も数本が立っているのみだ。
拝殿の後ろに建つ本殿は一県社流造。
江戸時代中後期の建築で、高く設けられた縁の下と、真っ赤に塗られた部材が特徴的。
脇障子はなく、特に目立った彫刻も見られない。
その色合いとは対照的にとても簡素な造りをしている。
所在地 | 東筑摩郡生坂村下生坂8293 |
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ホームページ | http://ikusakahachiman.sakura.ne.jp |
祭神 | 誉田別命 |
本殿 | 村指定文化財 江戸時代中期 |
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建築様式 | 一間社 流造 瓦葺 |
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お名前:益子光麿さん
ささやかながら、此のお宮にホームページが御座います。