国道153号線、三州街道の伊那富に智児神社は建っている。
左右を山に囲まれた街道沿いの集落で、神社は山を背にするように建つ。
入口には石造の鳥居が建っており、参道がまっすぐに延びる左右に広く社地が開いている。
社殿の前には2本の柱が建ち、石段を上ると拝殿。
寄棟造の拝殿は、正面入り口に切妻の庇を設け、賽銭箱は床に四角い穴を開け、桟を付ける形で埋まっている。
本殿にかかっている覆屋には、新築した際の棟札が残っており、本殿と同年の建築と推定されている。
全体に宝暦期の素木造にみられるような、花鳥の彫刻をつけている。
所在地 | 上伊那郡辰野町大字伊那富字山際2043番 |
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ホームページ | なし |
本殿 | 宝暦4年(1754) |
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建築様式 | 一間社 流造 柿葺 |