大将軍八神社
だいしょうぐんはちじんじゃ
京都市上京区、狭く入り組んだ大将軍地区に八神社は建っている。
祭神の素戔嗚尊を大将軍として祀り、平安京の方避けとして建てられたという。
創建当初は大将軍堂と呼ばれていたものが、その後、大将軍社になり、明治には現在の大将軍八神社に改称された。
大将軍の他に、8柱の御子神も祀られている。
大将軍とは、陰陽道の星神天大将軍で、方位を司っているため、建築や旅行などの移動に関係する厄除けの神として崇敬を集めていたという。
大将軍八神社には80体の神像が祀られており、それらは国指定重要文化財に指定されている。
この神像は平安時代に造られた物といわれており、全てが男神で甲冑を着た形や束帯姿であったりする。
神像の中には破損したものも見られるが、一つの神社に80体という数がまとまって置かれているのは非常に珍しい。
神社の入口には石像の明神鳥居があり、門を潜った正面に社殿が建てられている。
拝殿は破風が取り付けられた入母屋造り。
簡素な造りで、背後に覆屋が掛けられている。
方位を司る祭神らしく、社殿の前には方位を示すモニュメントのようなものが置かれ存在感がある。
所在地 | 京都府京都市上京区一条通御前通西入3丁目西町55 |
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ホームページ | http://www.daishogun.or.jp |
祭神 | 大将軍(素戔鳴尊) 太歳神(天忍穂耳命) 大陰神(市杵嶋姫命) 歳刑神(田心媛命) 歳破神(湍津姫命) 歳殺神(天穂日神) 黄幡神(活津彦根神) 豹尾神(熊野櫲樟日命) |