飯田市の中心から南へ。
中央高速道飯田ICに近い場所に、深い社叢に囲まれて名古熊神社は建っている。
古くから飯田一帯を治めていた小笠原氏の祈願所として、建てられたのが始まりという。
石段が積み上げられた入口には石造の明神鳥居が建ち、真っ直ぐと延びる参道にはいくつもの灯籠が建てられている。
拝殿は妻入りの切妻造り。
誉田別尊を祀る八幡神社と、建御名方命を祀る諏訪神社の2つの扁額が掲げられている。
戦国時代には織田信長の兵火に焼かれ、江戸時代初期に再建されたという本殿は、拝殿の後ろの大きな覆屋に仕舞われている。
付近の鎮守として崇敬を集めており、社叢には深く大きな木々が聳える社叢の中には、いくつもの境内社が祀られている。
狛犬は大正7年に造られたもので、現在でも入口で立派に立っている。
所在地 | 長野県飯田市名古熊1350 |
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ホームページ | なし |
祭神 | 誉田別尊・建御名方命 |
本殿 | 寛文2年(1662) |
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