談山神社

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談山神社

談山神社(奈良県桜井市多武峰319)

たんざんじんじゃ

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談山神社 桜と紅葉の名所として知られる談山神社。
多くの文化財に指定された社殿が建つ中、珍しい十三重塔があることでも知られている。
明治時代以前は、寺院として多武峯妙楽寺と呼ばれていた。

創建は678年。
藤原鎌足の長男の定恵が、現在の阿武山古墳から鎌足の墓を現在地に移し、十三重塔を建立したのが始まりという。
2年後には現在の拝殿が講堂として建てられ、妙楽寺と呼ばれるようになったという。

神社へは拝観料として大人500円が必要。
入口に赤く塗られた大きな明神鳥居が建ち、先に長い石段が続く。
石段の左手、西側には神廟拝所や総社、十三重塔、東側には東宝庫、恋神社と呼ばれる東殿が建っている。

談山神社 拝殿と繋がって建てられている楼門は、江戸時代に建てられた重要文化財。
木部を朱色に塗った白壁の建物で、屋根は入母屋で檜皮葺。
屋根続きになっている拝殿は、1520年に建てられたもので、高く土台が設けられた舞台造になっている。 周囲に巡らされた回廊には高欄があり、軒からは銅製の灯籠が釣り下げられている。
拝殿内部の天井には伽羅香木が使われ、談山神社にまつわる展示がされている。

談山神社 談山神社

正面には三間社春日造の本殿が建っており、朱塗りで極彩色の装飾がされた華やかな建築となっている。
1850年の建築で、内部には藤原鎌足の像が安置されている。
東西透廊で本殿を囲った形式は、日光東照宮の見本とされたといい、関西の日光と呼ばれることもあるという。

談山神社 談山神社

楼門の向かい側に建つ十三重塔は、談山神社を象徴するような建築のひとつで、もともとは鎌足の長男、定恵和尚が父の供養のために建てたもの。
現在のものは1532年の建築で、十三重塔が現存しているものは唯一となっている。
初重から上に向かって徐々に屋根が小さく、階高を小さくしているため、屋根が連続して見える。

談山神社 本殿の東西に建つ宝庫は、1619年のものが現存している。
左右ともに同じ形式の校倉造で重要文化財にしていされている。

談山神社 多くの社殿が建つ中で、社地の東側にある東殿は恋神社とも呼ばれ信仰されている。
鏡女王、定恵和尚、藤原不比等を祀り、若宮とも呼ばれている。
1619年に神社を移築したもので、呼称から縁結びの神として参拝されている。

談山神社 社地の西端にある比叡神社本殿は1627年に建てられたもの。
一間社流造で、千鳥破風と軒唐破風が設けられた檜皮葺の屋根を持ち、色彩が残る鮮やかな社殿となっている。
もともとは飛鳥の大原宮にあったものを移築したそうで、明治以前までは山王宮と呼ばれていたという。

十三重塔と比叡神社の間にある権殿はもともとは常行堂だったものが残されている。
室町時代の建築で、寺院建築らしく大型の入母屋造。
祭神としてマダラ神を祀っており、芸能の神を祀っているところからも延年舞や能が演じられてきたという。

談山神社 十三重塔から一段下がったところには、神廟拝所が建てられている。
もともとは妙楽寺の講堂として使われていた社殿で、内部の壁には羅漢と天女が描かれている。
現在の社殿は1668年に再建されたもので重要文化財になっている。

談山神社 神廟拝所の向かい側に建てられた総社拝殿は、1668年の建築。
談山神社の拝殿を簡略化した建築様式で、正面と背面に唐破風が設けられている。
内部には狩野永納の壁画が残っている。

談山神社 背後には本殿があり、日本最古の総社と言われている。
926年に勧請され、現存の社殿は1668年のもの。
1742年に談山神社の本殿を移築した物で、三間社春日造となっている。
色褪せてはいるが、装飾の蹟が残る華やかな社殿となっている。

談山神社 総社の横に建てられた閼伽井屋は1619年の建築。
檜皮葺の入母屋造りで、黒く塗られた板壁で囲っている。
中には井戸があり、摩尼法井と呼ばれていたという。
定恵和尚が法華経を唱えた際に、龍王が出現したと伝えられている。

談山神社 社地から離れ下りたところには、県指定の重要文化財に指定された東大門が建てられている。
左右に袖を付けた高麗門で、屋根は本瓦葺。
墨書きから1803年の建築と考えられており、城郭のような門は社寺建築としては珍しい。

所在地奈良県桜井市多武峰319
ホームページhttp://www.tanzan.or.jp
祭神藤原鎌足
国指定重要文化財十三重塔
権殿
本殿
拝殿
東透廊
西透廊
楼門
東宝庫
西宝庫
摂社東殿
神廟拝所
閼伽井屋
末社惣杜本殿
末社惣社拝殿
末社比叡神社本殿
摩尼輪塔
県指定重要文化財東大門
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