毎年6月24日に行われる国の重要無形文化財の御田植式。
香取神宮と、住吉大社と合わせて日本三大御田植祭とされている。
伊雜宮へ奉納する米のための田植えで、平安時代後期には行われていたといわれている。
伊勢神宮にある二つの正宮のうちの一つ、皇大神宮の別宮。
伊勢神宮には14社の別宮があり、伊勢国以外では、この伊雜宮が唯一の別宮となっている。
入口に建つ鳥居は、神宮系の神社に見られる神明造。
木造の鳥居の右手には、神職が常駐する宿衛屋が建っている。
社地内は、深く薄暗い社叢に囲まれ、玉砂利の参道が続く。
最も奥に建てられている社殿は、神宮の内宮と同じ神明造。
内削ぎの千木と、棟に設けられた鰹木は6本。
社殿の周囲は瑞垣と玉垣が廻され、それぞれの垣に門が設けられている。
神明造ならではの素木造で彫刻の無い建物となっている。
所在地 | 三重県志摩市磯部町上之郷 |
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祭神 | 天照大御神御魂 |
建築様式 | 神明造 萱葺 |
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