小國神社
おぐにじんじゃ
静岡県周智郡森町一宮3956-1
遠江国一宮の小国神社は、西暦555年に本宮山に神霊が表れたため、勅命によってその山麓に社殿が造られたのが始まりとされている。
「小國」という社名は、出雲国の「大国」に対して呼ばれる名称で、遠江の美称だという。
鳥居から続く社叢に囲まれた参道には10の境内社が建てられている。
そのうちの全国一宮等合殿社は、全国の一宮等の73柱を祀る神社で、もともとは境内社が社地内に建っていたが、明治に焼失し、平成元年に境内社として再建された。
二の鳥居の先に広がる社殿は、正面に拝殿、その先に弊殿が建ち、本殿が奥に建つ。
拝殿の手前右手には舞殿があり、3月の田遊神事や、4月の十二段舞楽が舞われる。
本殿は大社造の妻入りとなっているが、それ以外の建築は平入の入母屋造りとなっている。
どの社殿も色彩や彫刻などの目立った装飾は少なく、素木造で、各所に金具が留められている。
所在地 | 静岡県周智郡森町一宮3956-1 |
---|---|
ホームページ | http://www.okunijinja.or.jp/ |
祭神 | 大己貴命 |
本殿 | 大社造 檜皮葺 |