日光二荒山神社
にっこうふたらさんじんじゃ
栃木県日光市山内2307
男体山、女峯山、太郎山の三山を御神体とし、それぞれを山の神として祀ってきた。
男体山は大己貴命、女峯山は田心姫命、太郎山を味耜高彦根命とし、"日光三山"や"日光大権現"と呼ばれ、隣接する輪王寺ではそれぞれの祭神に仏が割り当てられている。
輪王寺では、大己貴命の男体山を千手観音として、女峯山を阿弥陀如来として、太郎山を馬頭観音として祀っている。
二荒山の山頂には、奥宮が鎮座し、中禅寺湖の湖畔に中宮、女峯山などに摂社や末社を祀っている。
その広さは3400ヘクタールにもなり、伊勢神宮に次ぐ広さを持っている。
社地への鳥居は2ヶ所設けられている。
輪王寺に近い鳥居、東照宮から続く参道があり、東照宮側には楼門が設けられている。
この楼門は、1978年に男体山鎮座1200年祭の記念として建てられた。
2層の入母屋造で、柱などの部材を赤く塗っている。
1層部分が非常に高く、他の神社で見る楼門と比べて、足が長いといった印象を持つ。
社殿の前には広々と敷地が広がり、赤い壁面が奥へと続く。
重要文化財の拝殿は、入母屋造の大型の建築で、黒光りする瓦に、赤い壁面が迫力のある建築。
1619年に建てられ、妻面に設けられ、赤く塗られた懸魚が印象に残る。
透かし塀の奥に建つ本殿は、2代将軍秀忠公の寄進で1619年に造られ、1645年に他の社殿を造る際に現在の場所に少しだけ移動したという。
屋根の葺替えや色の塗り直し等のほか、建てられた元和時代の当時の建築様式を残し、彫刻や華やかで入り組んだ色彩、塗装が見られる。
拝殿に向かって左横には、重要文化財や社殿が並ぶ。
柱や壁面などの部材を赤く塗り、組物と欄間を緑と黄色に塗った日枝神社は重要文化財。
一間社入母屋造で、脇障子や、組物などに特に目立った彫刻はみられない。
彩色の派手さとは変わって構造的にはシンプルなものとなっている。
神輿が仕舞われた、神輿舎。
「しんよしゃ」と呼ばれるこの建物は、他の社殿とは異なって素木造の質素な印象の建物となっている。
江戸時代初期に建てられた入母屋造で、中には祭神3柱分の神輿がおさめられている。
所在地 | 栃木県日光市山内2301 |
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ホームページ | http://www.futarasan.jp/ |
祭神 | 二荒山大神(大己貴命・田心姫命・味耜高彦根命) |
重要文化財 |
本殿 唐門 掖門及び透塀 拝殿 鳥居 神輿舎 大国殿 末社朋友神社本殿 末社日枝神社本殿 神橋 別宮滝尾神社本殿 別宮滝尾神社唐門 別宮滝尾神社拝殿 別宮滝尾神社楼門 別宮滝尾神社鳥居 別宮滝尾神社鳥居 別宮滝尾神社鳥居 別宮本宮神社本殿 別宮本宮神社唐門及び透塀 別宮本宮神社拝殿 別宮本宮神社鳥居 |