伊佐爾波神社

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伊佐爾波神社

いさにわじんじゃ

愛媛県松山市桜谷町173

伊佐爾波神社

道後温泉に建ち、湯月八幡宮や道後八幡と呼ばれている。
創建については伝えられていないが、神功皇后と仲哀天皇が道後温泉に訪れた際、行宮の跡に造られたといわれている。
もともとは現在の道後公園の山麓にあったとされているが、14世紀に伊予国を治める河野氏が湯築城を築城した際、現在の位置に移されたという。

伊佐爾波神社

伊佐爾波神社

石段を上がった先には重要文化財の楼門が建つ。
全体が赤く塗られ、正面の庇の蟇股には鳥、欄間には龍が彫られ、どちらにも鮮やかに彩色がされている。
二層の組物は三手先で、屋根には鬼瓦が置かれている。

楼門の左右に広がる回廊は、本殿を囲うように建てられている。

伊佐爾波神社

伊佐爾波神社

伊佐爾波神社

本殿は回廊に囲われた八幡造。
切妻屋根が二つ連続した形式で、他には宇佐八幡と石清水八幡の三社のみで見られる建築様式となっている。
八幡造の前殿は流造の外陣とし、切妻造の後殿は内陣としている。
正面に設けられた三枚の扉にはそれぞれ階段が設けられており、扉の左右には鮮やかな色彩の狛犬が置かれている。
社殿の周囲には縁があり脇障子が立てられている。
楼門と本殿は申殿と廊下で繋がれ、社殿として一体化している。

所在地愛媛県松山市桜谷町173
ホームページhttp://isaniwa.ddo.jp/
祭神譽田別尊・足仲彦尊・氣長足姫尊・三柱姫大神
本殿国指定重要文化財
寛文7年(1667)
建築様式内陣 桁行九間 梁間二間 一重 切妻造 檜皮葺
外陣 桁行九間 梁間二間 向拝三所 一重 流造 檜皮葺
申殿国指定重要文化財
寛文7年(1667)
建築様式桁行一間 梁間一間 切妻造 檜皮葺
廊下国指定重要文化財
寛文7年(1667)
建築様式桁行三間 梁間一間 両下造 檜皮葺
楼門国指定重要文化財
寛文7年(1667)
建築様式一間一戸楼門 入母屋造 向拝一間 向唐破風造 本瓦葺
廻廊 国指定重要文化財
寛文7年(1667)
建築様式桁行延長五十七間 梁間一間 入母屋造 南門及び北門部 向拝一間 向唐破風造 本瓦葺

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