熊野出速雄神社

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熊野出速雄神社

くまのいずはやおじんじゃ

長野市松代町豊栄5454

  • 熊野出速雄神社

熊野出速雄神社 長野では特色のある
熊野系社殿

熊野出速雄神社は、松代地区の皆神山の山頂に建ち、一般的には皆神神社の名称で知られている。
住宅地から狭い道を山頂へ向かうようになっており、道幅は普通車のすれ違いがようやくといった感じだ。

もともと長野県の北信地方は修験者の修行の場として知られているところが多く、戸隠神社や小菅神社などのように、熊野出速雄神社も修験道の地として栄えていたという。
社地のすぐ脇には、天然記念物のクロサンショウウオの産卵地もあり、長野市の文化財として知られている。
鳥居から随身門、随身門から社殿まで参道が続き、脇には天満宮、社務所などが建っている。
山頂に位置しているということもあるが、社叢に囲まれた静かな社地となっている。

熊野出速雄神社 熊野出速雄神社

参道の正面に立つ拝殿は、一般的な大型の入母屋で、虹梁などに精巧な彫刻が施されている。
建築年代などの詳細は分からないが、参拝者にとってはきれいに整備された落ち着きのある空間となっている。

熊野出速雄神社│長野市本殿は拝殿の脇に伸びる、燈篭が林立する参道を進んで見学することが出来る。
桁行5間梁間3間の大型の本殿で、形式から戸隠神社のように内陣と外陣という構成になっている。
屋根は入母屋造・妻入で、後方では棟がT字型になっている。
内部の現在の間取りは天明6年(1768)の修理によるものと考えられ、それ以前は、前方二間分を外陣としていたらしい。

熊野出速雄神社 熊野出速雄神社

部材はいろいろな時代のものが混じっているが、古いものは桃山時代まで遡ると推定されている。
熊野神社系統の社殿建築として、県内でも非常に特色のある遺構である。

所在地長野市松代町豊栄5454
ホームページなし
祭神出速雄神・伊邪那岐命・伊邪那美命・速玉男命・豫母都事解男命・舒明天皇・古人大兄命
本殿県宝
室町時代後期 推定
建築様式桁行五間 梁間三間 橦木造 妻入 鉄板葺 一棟
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この記事をご覧いただいた方のコメント

お名前:匿名さん

昼間に行くと普通の神社と変わりませんでした。ゆえあって真夜中3時~6時におまいりしてみました。山門に入りゆっくりと進み皆神神社の社殿は明かりがともっていますが奥の浅間神社の方に向いましたが真っ暗闇の中をゆっくり進みましたが何かの強いエネルギーが働いているのか中々簡単に進めませんでしたがやっとたどり着いて浅間神社の石柱に着きました。地面から空に上昇する絵寝る儀を感じしばらく呆然としていました。真夜中の暗闇であっても蟹の領域ということで怖くはありませんでしたがエネルギーを感じることに感動しました。元に返るときはなんの抵抗もなく容易く戻れたのが不思議でした。

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