佐良志奈神社は国道18号線と川を挟んだ大正橋の袂に社叢を構える。
大きな杉が立つ林の脇には、郷土資料館のような施設、公園があり、社地には土俵が設けられている。
車でのアクセスには、道路側がちょうど社地の裏側にあたってしまうため、正面から入るには道路から少し入った集落側から鳥居を潜る。
鳥居はメインになる柱の前後に控えの柱を備えた両部鳥居になっている。
瓦葺きの特に色彩を施さない素木で組まれている。
三間社流造の大型の本殿
社殿は、前面に拝殿。
その背後に三間社流造の本殿が控える。
銅板葺き緑青の緑に、唐戸に施された朱が鮮やかで、なおかつ大きな社殿が非常に迫力がある。
特に目立つ彫刻等がある社殿ではないが、色の鮮やかさ、社殿の大きさなどが目を惹く神社になっている。
社地に建つ石塔や境内社
社殿の脇には千曲市の指定文化財に指定されている塔が建つ。
明治のはじめごろに八王子山麓から現在地に移されたといわれ、南北朝時代、宗良親王に従い戦いに出る人たちが、自らの墓として建てた逆修塚という言い伝えもある。
所在地 | 千曲市若宮2 |
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ホームページ | なし |
祭神 | 建御名方神・誉田別尊・息長足姫尊・大鷦鷯尊 |
本殿 | 18世紀前期 推定 |
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建築様式 | 三間社 流造 銅板葺 |