小諸市八満に鎮座する八満弓神社。
浅間山からの斜面に位置するこの地域は、佐久平を一望するかのような土地で、東から西への急な下り坂になっている。
八満弓神社は、斜面の下を向くように西向きに建っており、入り口には石造の明神鳥居が構えている。
鳥居を潜ると、舗装されていない参道が長く続き社地に入る。
鳥居は、街道に面した石造のものが1基だけとなっており、参道にはそれらしきものは見当たらない。
広々とした社地は、まわりを杉の木に囲まれ、とても静かな空間となっている。
正面に構える社殿は、割拝殿。
この背後に本殿と覆屋があり、神社内の社殿はこの3つのみとなっている。
割拝殿の軒下には、社名が書かれた古い額が掲げられ、これを潜るように本殿の前まで参拝ができる。
本殿は、正面に3つの扉を設けた三間社。
妻側の壁面と、脇障子に彫刻が彫り込まれ、向拝を支える組物に獅子と獏、扉の上の欄間にも彫刻が見られる。
所在地 | 小諸市八満西八幡 |
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ホームページ | ナシ |
本殿 | 江戸時代後期 |
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建築様式 | 三間社 流造 柿葺 |