大きな木々が茂る社叢に囲まれた安曇野市に建つ熊野神社。
100mの参道には、大きな鳥居が建ち、神楽殿、拝殿などが配置されている。
拝殿の形式は、安曇野市に建つ近隣の神社と同じように平入の切妻造。
その背後に本殿が建つ。
江戸時代中期の建築とされている本殿は、間口3m弱の三間社隅木入春日造。
もともと柿葺きだった屋根が現在では銅板が葺かれている。
正面の向拝の蟇股に社紋の抱茗荷。
木鼻には象の彫刻が彫られている。
隣にたてられた八坂社は、一間社の流造。
虹梁や木鼻などに建築された時代の様式が残っているといわれ、この辺り一帯では、熊野神社本殿の次に古い建築物とされている。
所在地 | 安曇野市三郷明盛3319-1 |
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ホームページ | なし |
祭神 | 伊弉冊神・速玉男命・泉津事解男命・素戔嗚尊 |
本殿 | 17世紀中期 |
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建築様式 | 三間社 隅木入春日造 銅板葺 |
旧八坂社本殿 | 江戸時代初期 |
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建築様式 | 一間社 流造 銅板葺 |