松本市と安曇野市の境に建つ諏訪神社。
その地名から七日市場諏訪神社と呼ばれる。
神社の正面に建つ木造の鳥居をくぐると、足元に石碑が建っている。
同じ市内三郷地区の伍社宮にも同様に見られる拝殿前の石碑だが、他の神社では正面に石碑が埋められているところは見られない。
拝殿の前に広々と社地が開けており、正面向かって右手には社務所、左手に金比羅宮がある。
拝殿は、安曇野付近で良く見られる平入りの入母屋造。
すぐ背後に一間社流造の本殿が建っており、安曇野市の文化財に指定されている。
本殿は虹梁や頭貫の彫刻に、建築された18世紀の特徴が見られ、正面には波と鶴、側面には波と兎、雲と龍が彫り込まれている。
欄間には日と月、向拝の木鼻には獏。
左右の脇障子には特に彫刻が見られない。
3柱の祭神が祀られているため、1間社の建築だが、正面の扉は3つ設けられている。
所在地 | 安曇野市三郷明盛307-1 |
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祭神 | 建御名方神 |
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本殿 | 市指定文化財 安永9年(1780) |
建築様式 | 一間社 流造 板葺 |