諏訪大社下社秋宮
すわたいしゃしもしゃあきみや
秋宮は和田峠を背にし、諏訪湖の対岸の諏訪市に諏訪大社上社が建つ。
諏訪大社下社は、春宮と秋宮の2社が建っており、秋と春に祭神を秋宮、春宮へ遷座することが通例となっている。

鳥居を潜り、最初に見られる社殿は、大きな注連縄が飾られている神楽殿。
神楽殿は1835年に立川流2代目の富昌の手によって建てられた社殿で、前面に提げられている注連縄は、重さが1トンもあるらしい。
前方が妻入りの切妻で、後方が平入りの切妻のため、 棟全体がT字型の撞木造で、三方切妻造と呼ばれている。
全体が素木となっており、とくに彫刻や彩色などが使われていないため質素で比較的簡素な造りとなっている。

幣拝殿は、諏訪大社系神社の独特な門と拝殿を兼ねた形式になっている。
上社本宮の幣拝殿と比べると、上社では拝殿の後方に別構造の門が建つのに対し、下社秋宮・春宮では、総二階建になっている。
全体が欅の素木造で、多くの建築彫刻を各所につけている
幣拝殿の両脇に建てられてる片拝殿は、彫刻を全く使わない簡素な廊形式の建物となっている。
江戸時代の記録には、幣拝殿は帝屋(御門戸屋)、拝殿は回廊として記されているそうだ。
諏訪郡下諏訪町3580
諏訪大社下社秋宮
- 祭神
- 八坂刀売命
- 幣拝殿
- 重要文化財
安永9年(1780)棟札 - 大工
- 立川和四郎富棟・宮坂長兵衛
- 建築様式
-
桁行一間 梁間二間 楼造 切妻造 正面軒唐破風付 銅板葺
左右袖塀附属 一棟
- 左右片拝殿
- 重要文化財
安永9年(1780)文書 - 大工
- 立川和四郎富棟・宮坂長兵衛
- 建築様式
- 各桁行五間 梁間二間 一重 切妻造 銅板葺 二棟
- 左右片拝殿
- 重要文化財
天保6年(1835)棟札 - 大工
- 三井正兵衛・立川和四郎富昌
- 建築様式
- 桁行五間 梁間三間 一重 切妻造(撞木造)妻入 銅板葺 一棟



