乙事諏訪神社

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乙事諏訪神社

おっことすわじんじゃ
乙事諏訪神社

乙事諏訪神社 乙事諏訪神社
富士見町の乙事地区に建つ諏訪神社は、神社建築史上、とても珍しい本殿を持たない神社として建立された。
江戸時代の後期に勧請され、もともとは上社、下社が建立されていたという。
昭和に入り、戦後、上社が消失してしまい、その後に下社の本殿を上社へ合祀し、今のように本殿が構えられるようになった。

乙事諏訪神社 乙事諏訪神社

本殿の覆屋の前に建つ拝殿と幣殿は諏訪大社上社の幣拝殿として元和3年に作られたもので、上社が改築された嘉永2年に移築された。
諏訪神社は、春日神社のように造替の際に古い社殿を関係のある神社へ移築する慣行があり、この幣拝殿もそれに習ったものとされている。

乙事諏訪神社 乙事諏訪神社

幣拝殿、本殿の周りは塀で囲まれ、近くに寄っての見学はできないが、十分に細部にまで施された彫刻などを見ることができる。
拝殿は、三方向に縁高欄が設けられ、頭貫、台輪を入れ、実肘木付の三斗としている。
中備は蟇股として、垂木は吹寄垂木となっている。
乙事諏訪神社
内部の天井には、折上小組の格天井となっている。
全体的に、細かな彫刻が目に付き、朱や漆の色彩よりも彫りこみの華やかさが目に入る。

乙事諏訪神社 乙事諏訪神社

乙事諏訪神社?富士見町 幣殿は、拝殿よりも床が一段高くなっており、棟門の前後に縁を張り、左右に脇障子を建てた形式になっている。
柱は円柱で、土台 、足固貫、頭貫を入れ、縁長押、内法長押が打ち付けられ、冠木長押を置き、柱の上部は棟木まで達している。
正面には幣軸付き桟唐戸で、扉には花狭間を入れ、小脇壁、脇障子などに非常に細かく華麗な彫刻を彫り込んでいる。

乙事諏訪神社?富士見町 幣殿の背後には、本殿が覆屋の内部に構えられている。
華やかな幣拝殿に見劣りすることのない、とても細かく美しい彫刻が多く施された社殿で、虹梁、妻面などに龍などが見られる。
立体的に浮かび上がるような彫刻が多く、 陽が挿す中で強烈な印象を受ける社殿となっている。

乙事諏訪神社 乙事諏訪神社

乙事諏訪神社

諏訪郡富士見町大字乙事5410
乙事諏訪神社

祭神
健御名方命
本殿
文政2年(1819)文書
大工
小池佐兵衛泰定
建築様式
一間社 流造 柿葺 軒唐破風付

拝殿
国指定重要文化財
元和3年(1617)棟札写
大工
原五左衛門親成
建築様式
桁行一間 梁間一間 一重 向唐破風造 銅板葺 一棟
幣殿
国指定重要文化財
元和3年(1617)棟札写
大工
原五左衛門親成
建築様式
正面一間 一重 切妻造 銅板葺 一棟
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