水無神社
すいむじんじゃ

水無神社は、塩尻から岐阜へ抜ける国道に程近い斜面に建っている。
田畑に囲まれ、石段の参道が長く続いている。
飛騨一ノ宮として祀られている岐阜県の水無神社を勧請したことからこの地に祭られており、昔から住民の崇敬が深い神社と言われている。

参道、石段の途中に石造の一の鳥居が建ち、社標を過ぎて社地に入ると二の鳥居が建っている。
一段高いところに切妻造、母屋入りの拝殿、背後の本殿とは釣屋で繋がっている。

本殿の脇に並立している3社の境内社は、それぞれに江戸時代後期の様式を残しているとされ、すべて同規模、同様式の小さな社殿となっている。
屋根は鉄板が葺かれており、組物はなく、桁を直接柱の上に乗せている。
- 境内若宮春日社
- 十七世紀後期 推定
- 建築様式
- 一間社 流造 銅板葺
- 境内八幡社
- 十七世紀後期 推定
- 建築様式
- 一間社 流造 銅板葺
- 境内神明宮
- 十七世紀後期 推定
- 建築様式
- 一間社 流造 銅板葺

拝殿と釣屋でつながれている本殿は、珍しく堅魚木を乗せた流造。
塀に囲まれているため、様式の詳細を見ることができないが、千木や屋根を支えるための棟持柱があるところなど、大町市の神明宮に似ているところもある。
ただし、側の屋根が折れて長く伸びているところから、流造のような建築様式が特徴的。
いくつかの境内社とは反対側の本殿の脇には、仮殿が備えられているところなど、神明造系の祭神が祀られていると考えられる。
鳥居は明神鳥居である点など、今後も確かな資料等を閲覧する必要がある。
木曽郡木曽町福島伊谷
水無神社
- 祭神
- 高照姫命
- 本殿
- 建築様式
- 神明造 桁行3間梁間2間 鉄板葺き




