金野諏訪社
きんのすわしゃ
泰阜村の旧金野村、家ノ上地区に建つ諏訪社はこの地域の産土神として崇敬を集めている。
急勾配の斜面の中にある地区は、神社の周囲も畑に囲まれ、1770年頃から明治時代までは祭礼には必ず人形浄瑠璃が催され、地区の人々の拠り所になっていたという。
道路から石段が続き、その脇には大きな桜の木、石造の鳥居の先に社地が広がっている。
覆屋の中に建つ二つの社殿は、向かって左側が一間社流造の建築様式の諏訪社本殿。
右側が若宮八幡宮で、二間社流造となっている。
二間社の社殿を二つに仕切り、左側を若宮社、右側を若宮櫻社としている。
どちらも板葺で、若宮八幡宮には1573年の棟札が残っている。
諏訪社本殿も、若宮八幡宮本殿も形式的な手法が似ているところから、同時期の建築として見られている。
どちらの社殿も柱は全て各柱となっており、頭貫や身捨組物を使用していない点、装飾も少ない点など簡素な造りとなっている。
縁が無く、棚板と浜板が設けられている点に特色があり、この地方の社殿形式を表しているといわれている。
覆屋は本殿の建立時期から設けられていたと考えられており、重要文化財の指定も「覆屋附」されている。
金野諏訪社
- 所在地
- 下伊那郡泰阜村字家ノ上566
- ホームページ
- ナシ
- 本殿
- 国指定重要文化財
室町時代 - 祭神
- 建御名方命
- 建築様式
- 一間社 流造 板葺
- 若宮八幡宮
- 国指定重要文化財
室町時代 - 祭神
- 誉田別命(若櫻社:木花咲耶姫)
- 建築様式
- 二間社 流造 板葺
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