住吉大社

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住吉大社

すみよしたいしゃ

大阪府大阪市住吉区住吉 2丁目 9-89

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住吉大社 摂津国一宮の住吉大社は「すみよしさん・すみよっさん」と呼ばれ、初詣の参拝者の多さでもよく知られている。
大和政権の時代には、外交や航海に関係する神社で、遣隋使や遣唐使の守護神として祀られた。
応神天皇のころから住吉大社の歴代宮司だった津守氏は、遣唐神主として乗船していたという。
また一寸法師は、初老の夫婦が住吉大社を参拝したことで子供を出産し、住吉から京都へ向かう物語だそうだ。

住吉大社 江戸時代までは住吉大社の前にある住吉公園は海に面していて、とても景色の良いところだったという。
現在では路上電車が走り、完全な街中となっている。
鳥居の先に掛けられた反橋は、住吉大社の象徴的なものとして有名だそうで、太鼓橋とも呼ばれている。
この橋が参道に架けられたのは、祭神へ近づくのに罪や穢れをを祓い清めるためとされている。
大きな反りは人の国と神の国を繋ぐ架け橋として虹に例えられていたそうだ。

住吉大社 本宮前への門の前に建てられた鳥居は住吉鳥居と呼ばれ、柱が丸ではなく角があるもの。
角鳥居とも呼ばれ、とても珍しいものになっている。

住吉大社 住吉大社

4つの本宮は、3つの社殿が海に向かって一直線に並ぶ独特の配置となっている。
住吉造と呼ばれる独特の造りで、本殿の前には平入りの拝殿、そこに切妻妻入で本殿が付属している。
本殿の内部は外陣と内陣に分けられており、それぞれに桁行き梁間とも2間ずつとなっている。

住吉大社 住吉大社

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住吉大社 内陣と外陣の間には観音開きの扉が設けられているのみで、建物の中には長いスパンでありながら柱も立てられていないという。
また屋根に設けられた千木は、第四本宮のみが女性神を祀っているため、内削ぎのものとなっている。

本宮の裏側には府指定の有形文化財になっている南高庫と北高庫が建てられている。
方一間の寄棟造で、高床式になっているため8級の木階が設けられている。

住吉大社 住吉大社

住吉大社 南側からの社殿の入り口となっている門は、左右に西楽所・東楽所が設けられた大阪府有形文化財。
門を潜ってすぐのところ舞台があるところから、ここで雅楽が組織されていたのだろうと思われる。
舞台は厳島神社や四天王寺とともに日本三大舞台として重要文化財に指定されている。

所在地大阪府大阪市住吉区住吉 2丁目 9-89
ホームページhttp://www.sumiyoshitaisha.net/
祭神第一本宮:底筒男命
第二本宮:中筒男命
第三本宮:表筒男命
第四本宮:神功皇后・息長足姫命
本宮国宝
文化7年(1810)
建築様式住吉造 檜皮葺
重要文化財大海神社本殿
石舞台
南門
東楽所
西楽所
府指定文化財南高庫
南高庫
招魂社本殿
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