佐野神社
さのじんじゃ
1908年、明治41年にこの場所に建っていた飯綱神社と、上諏訪社・下諏訪社を合祀した神社で、本殿は旧下諏訪社を移築したものだそうだ。
急傾斜の住宅地の中に建っており、車のすれ違いができる程度の広さの道路脇に一の鳥居が建っている。それを潜り参道を進むと赤く塗られた二の鳥居がある。
異なる様式の2つの鳥居は、一の鳥居は宗忠鳥居、二の鳥居を諏訪社系の祭神が祀られている神社に良く見られる、明神鳥居となっている。
拝殿は切妻屋根の平面に同じく切妻の庇を設けた形式。
2本の柱が素造の拝殿のに建ち、そのわきには1対の狛犬。
現在の本殿は、背後に設けられている鉄筋コンクリートの覆屋の内部に納められているため、通常時は見ることができない。
覆屋内の本殿は、一間社流造、栃葺で社地の西側に面した場所に建つ。
非常に鮮やかな社殿で、化粧材を弁柄・丹・墨で塗り、手前の柱には金具を群青に雲が浮かぶ塗装を、奥の柱と長押には梅の花が塗装であらわされている。
さらに、側面と背面の3面の壁に、丸窓風の枠を描き、内には松竹梅を描いている装飾がされており、非常に目を惹く。
長野県内の1600年前後の社殿にも、かなり装飾が多くされているものもあり、それらは桃山時代以後、社殿の装飾が進んでいく過程を示しているといわれる。
佐野神社本殿のように、柱を黒く塗装しているのは、建築当時、すでに漆塗りを施す技術があり、これを簡略化したもので、長野県内においても漆塗りの建築がこれ以前にあった事を示すものと考えられている。
佐野神社
- オススメ度
- 所在地
- 下高井郡山ノ内町佐野
- ホームページ
- なし
- 祭神
- 支壬今立命
- 本殿
- 重要文化財
天正20年(1592)墨書 - 大工
- 宮下杢正
- 建築様式
- 一間社 流造 栃葺 一棟






















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