長野市の北部、浅川から飯綱へと続く県道506号。
そこに朝川原神社のある北郷地区はある。
北郷は、地区全体が山の斜面で、木々と田畑の広がるとても静か。
車1台がようやく通れるほど、急こう配の道路。
南向きの斜面はとても日当たりが良く、穏やかな雰囲気の集落の中に、神社は建っている。
社地の脇には公民館。
明神鳥居とその左手には手水舎。
とても静かな雰囲気の佇まいの社殿に、迫力のある彫刻がこの神社の特徴になっている。
江戸時代末期に建てられた朝川原神社は、それまで大工の仕事であった彫物が、専門の技術を持つ彫工として分業してきたことや、地位が向上してきたと考えられる傾向のある社殿なのだという。
拝殿と、その後ろに建つ本殿とも、細やかでとても迫力のある彫刻が目を惹き、拝殿の向拝には、獅子や獏、龍などが見られる。
本殿には、獅子や龍、龍に乗る仙人、松に鷹など。
社殿の規模は大きくは無いが、じっくりと楽しめるものになっている。
所在地 | 長野市北郷2890 |
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ホームページ | なし |
本殿 | 市指定文化財 明治13年(1881) 棟札 |
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建築様式 | 三間社 流造 銅板葺 |
拝殿 | 市指定文化財 嘉永3年(1850) 棟札 |
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建築様式 | 入母屋造 銅板葺 |
この記事をご覧いただいた方のコメント
お名前:匿名さん
素晴らしい彫刻でした!オススメ!