松原諏方神社

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松原諏方神社

まつばらすわじんじゃ

南佐久郡小海町大字豊里松原

  • 松原諏方神社

松原諏方神社 1123mという高い標高に位置する松原湖の湖畔に建つ松原諏訪神社。
湖を囲むように、周辺にいくつもの社殿が建ち並ぶ。
松原湖は猪名湖、長湖、大月湖の3湖を総称して呼ぶ名称で、諏訪神社はそのなかの猪名湖の湖畔に位置する。
湖の南側の小高い丘に建つ諏訪神社を上社、反対側の低い位置に建つ諏訪神社を下社としている。

松原諏方神社 松原諏方神社

松原諏方神社 湖に向かって建つ上社は、脇に山宮や熊野権現宮が並ぶ。
拝殿は大きな入母屋造り。
背後に一間社流造の本殿が建っている。
棟に鰹木と千木が置かれ、側面には縁と脇障子が付けられている。
規模は大きいが、特に目立った彫刻も無く、素木造の簡素なものとなっている。

松原諏方神社 松原諏方神社

上社の対岸に建てられている下社は、上社の大きな拝殿とは対照的に切妻造の小さな拝殿が建てられている。
後ろの覆屋には町指定文化財に指定されている本殿が納められている。

松原諏方神社 本殿の正面板扉の左右には、上から、しめ縄付きの鯛一瓶子(神酒徳利)を、一連の縦の彫刻としている。
左右の壁面には、大きく諏訪神の神紋である梶の葉の彫刻をいっぱいに掲げている。
裏面だけは板壁で、他は梁から上は全体彫刻で埋め尽くしている。
下段は松・鶴・亀、二段目は向拝正面欄間は龍の彫刻、手挟は若葉、木鼻は正面獅子、左右象鼻、妻飾、脇障子も彫刻で埋められ、胡粉の白色下地に赤、緑、黒と各種色彩がふんだんに用いられている。

所在地南佐久郡小海町大字豊里松原
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祭神建御名方命・事代主命・下照昆売命
下社本殿町指定文化財
寛永3年(1774)棟札
大工新津源蔵
建築様式一間社 流造 柿葺
上社本殿町指定文化財
明治21年(1888)
建築様式一間社 流造 銅板葺
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