大懸神社を歩く
愛知県犬山市に鎮座する大懸神社は、尾張の国を開拓した神として祀られている。
開運と厄除けの守護として、たくさんの人たちからの崇敬を集めており、本殿は国の重要文化財にも指定されている。
その里宮として鎮座している姫之宮は、安産の神として知られている。
一の鳥居として備えられている石造の明神鳥居。
時期的なものもあるのだろうけれど、参道の脇には露店が並び、それなりににぎわっていた。
愛知県の神として、この地域の産土神として、たくさんの崇敬を集めているようだ。
姫之宮は、一の鳥居を潜り、約50mほどあるいた左手にある木造の社殿。
すぐ隣には、社務所が並びおみくじやお守りを買い求める人が並んでいた。
やはりこれも時期的なものなのだろうけれど、個人的な見解として一時的でも人が集まりやすい神社と、そうでない神社に分かれ、その差がとても大きいように思う。
決して蔑ろにされているわけではないのだろうけれど、その由緒や社殿の文化的な価値に関わらず、環境や文化性によって祭事やイベントごとの盛り上がりが違うようだ。
拝殿の前で手を合わせる人たち、姫之宮の前でお払いを待つ人たち、それぞれの社殿へ向かってに賽銭を投げ入れ、柏手を打つ人たちなどたくさんの人々が訪れていた。

変わっていたのは、本殿を過ぎ、奥社へと続く参道の入り口に、およそ50セントほどの高さの鳥居が設けられている。
覆屋の中に建つこの鳥居は、その狭い空間を潜りぬけることで、より祭神への願いが込められるとのこと。
特に古い造りのものでもなく、それについての謂れは記載されていなかった。
本宮への参道の前には、大国恵比寿神社。
祭神は大国主神と事代主神。
日本を納める神と、託宣の神が同時に祀られている神社は、これまでおみやさんcomで紹介してきた長野県内の神社には類がない。
事代主神は、日本神話上では大国主神の子にあたるので、他県では見られるようだ。
本宮は海抜293mの山頂に建ち、愛知ではもっとも高い位置にある神社だそうだ。
今回はそこまで訪れる機会がなかったのだけれど、姫之宮からは徒歩で30分ほどだという。
楼造の重要文化財として指定されている建築を、ぜひ次の機会には訪れてみたい。




