和田神社

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和田神社

わだじんじゃ

松本市大字和田2687

  • 和田神社

和田神社 松本市街から外れた西側の住宅地に建つ。
旧和田村の村社として祀られていたが、1660年頃に焼失してしまい、それ以前については詳しいことが分かっていない。

和田神社 入口には社名が書かれた扁額が掲げられた木製の両部鳥居が構えている。
拝殿は安曇野でよく見られる平入りの切妻造。
横には翁稲荷神社が祀られ、塀で囲まれた中に本殿が建てられている。

和田神社 本殿は二間社の流造。
1800年に立川流初代富棟の弟子の小松七兵衛によって建てられた。
立川流の社殿では軒唐破風が取り付けられていることが多いが、この社殿には見られない。
外部から見ることはできないが、三柱の祭神を祀っているため、正面には3枚の扉が取り付けられている。
また、正面には大きな目抜きの龍が取り付けられているという。

和田神社 海老虹梁には波と鯉が彫り込まれ、手挟みには牡丹、組物は三手先で菊水や兎、亀を中備えに、妻飾りには鶴、鳳凰、麒麟が彫られている。
周囲に廻された縁には脇障子が取り付けられており、そこに施された七賢人の彫刻は立川富棟の作と推定されている。
各箇所にびっしりと施された彫刻はとても迫力があり、立川流の前期の建築として諏訪大社下社秋宮や矢彦神社に次ぐ代表作とされている。

所在地松本市大字和田2687
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祭神諏訪大明神・八幡神・宗高大明神
本殿寛政12年(1800)
大工小松七兵衛
建築様式二間社 流造 銅板葺
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